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寒い想い出

寒い想い出

 

今朝もクーちゃん🐈ミニ散歩をしました。

寒い。

雲に覆われた黒い空に、月を見つけることが出来ませんでした。

裏庭を歩いては佇み、を繰り返しました。

例年は枯草で薄茶色になる裏庭が、

マメ科の、つるを伸ばす雑草が青々としています。

寒さに強いのでしょうか。

この調子で春まで元気に茂るのか。

背丈は伸びないので、緑が目には優しいけど。

 

その後、風が吹いて寒さが厳しい中、

散歩続行しました。

しばらく歩き、飼い主のギブアップで、強制終了。

抱っこして家へ戻りました。

 

 

✍   ✍   ✍

今日明日と、”全国共通テスト”が始まりました。

私が受験したころは、”共通一次試験”と言っていました。

寒い時期に行われます。

想い出があります。

 

一日目、試験を終えて最寄り駅に降り立ち、

自転車預かりに自転車をとりに行こうと外へ出ると、

真っ白い世界。

雪がどっさり積もっていました。

寒い中、自転車をこぎ、家路へ。

家の中は真っ黒。

誰もいない。

置手紙があったか、電話があったか。

父方の祖母が亡くなり、父母妹は祖母の家へ行っていました。

祖母は、長男である、父の兄と暮らしていましたが、

離れで寝起きしていました。

朝、起こしに行ったら、亡くなっていたそうです。

早朝か、夜中に亡くなったと思われます。

 

当時の自分は、勿論、寂しい、悲しい気持ちはありましたが、

自分の試験のことで、いっぱいでした。

薄情な孫だと思いながらも、二日目の試験に向かいました。

一緒に試験を受ける友達に、言いたい気持ちを我慢しました。

試験前の緊張している時にする話じゃない、という判断は出来ました。

その後、第一志望校の二次試験に不合格となりました。

試験を優先したことに後悔はないけれど、

大事なものを、天秤にかけるような事態に直面したこと、

ずっと心に残っています。

 

 

受験生のみなさん、無事、今までの成果が発揮できるよう、お祈り申し上げます。